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~情けは人の為ならず~

こんにちは!
二度目の更新となります、第3ユニットの食道楽、ゴロリ高橋です。和洋中、辛い物からスイーツまで美味しいものなら大好きです。
春はカマボコ、ようよう白くなりゆく山際…を見ながらコタツで一杯というのが年の初めのスタイルでございました。お腹がフワッと温まるおさけも好きですが、好きな言葉の中に「情けは人の為ならず」というものがあります。
子供のころは、他者へ情けをかけると相手の為にならないという武士道じみた殺伐とした言葉だと勘違いしておりましたが、本来の意味は『情を人にかけておけば、巡り巡って自分によい報いが来るということ(大辞林より)』という事で、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』に出てくるカンダタのように、何気なく与えた気持ちは自分を助ける事になるという事です。
こう言ってしまうと人への親切が打算であるように思われてしまうかもしれませんが、個人としての打算というよりも社会としてのシステムの一つと私は考えます。企業間の繋がりや人と人の広がり・コネクションには対外的な自己表現が不可欠であり、笑顔な人、前向きな人とはともに仕事をしたいと感じさせます。美味しいと口に出して伝えれば調理した方は喜びを感じ、サービスの良いお店にはまた通ってしまいます。
何を当然の事を並べているのかと思われているでしょうが、「情け」とは特別な事ではなく、日常の中で自然に発生しうる事だという事です。日々の生活の中での一つ一つの行動を「先々自分に返ってくる」と意識することで互いに心地よく日常を過ごせる優しい世界が構築できるのではと考えます。皆さんもお店を出る時に「ごちそうさま」を言って先の自分に投資してみましょう。

せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ!
今年は七草かゆを食べ損ねました…あぁ情けなや情けなや。

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