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~山椒は小粒でもぴりりと辛い~

こんにちは!
宮城出身ですがワサビとずんだの見分けがつかない第三ユニットのゴロリ高橋です。

暦上は春分を過ぎ、少しずつ日が長くなり暖かくなる頃合いのはずですが、未だに冬物の上着を仕舞えずにいる日々が続いています。
先日、寒さを紛らわせるために流行りの(?)辛い担々麺を食べに行きました。ドキドキしながら一口食べ、後悔の汗が滝のように出てくる始末でした。
汗の原因はテンションではなくカプサイシンの比率が大きいと思われますが、あまりに辛い物を食べると寒気に近いものに襲われる事を初めて知りました。
あと食後にコンビニで牛乳の美味しさも再確認致しました。酪農家の皆様、乳牛の皆様、ありがとう。
私が注文したメニューはおそらくラインナップの中で言ったらミドルスペックといったランクだと思うのですが・・・バラエティの芸人さんはすごいなぁと謎の感動をしながら気を紛らわせなんとか完食致しました。
とはいえ、とてもクセになるお味で旨味もしっかり感じたので食べれたのだと思います。また挑戦しようかしら。忘れたころに。数年後に。。。

近年、流通が盛んになりどこにいても色々な国の食材が手に入る状況が生まれています。
スーパーや百貨店に行けば世界各国の食材を見る事が出来、スパイスも棚一面に選択肢が並んでいます。
流通が確立される前は香辛料というものは大変貴重で、産地から遠く離れた国では同じ重さの金と同じ価値で取引された程であると言います。

何人前もの大皿料理やキロ単位でのお肉の塊に対しても香辛料は多くて数十グラム。
たったそれだけでも料理全体の味を調え、料理自体を直視していなくとも献立が見えてくる程の香りで存在感を放つ香辛料。

コミュニティの中での己の立ち位置を見出す際に「潤滑油」といった表現が好まれると言います。
最近ではよく耳にしすぎて新鮮味に欠けるような気もしますが、人と人が角を立たせずにすり合わせ、物事が円滑に進むよう調整する人材。
チームで動く職場には欠かせない役割であり、中立の立場で全体を俯瞰視することができる特性を持ちますという内容のウィットにとんだ表現です。
ただ、せっかく場を調えるのならば美味しく引き立たせ存在感を発揮する「香辛料」のような人材というのも乙ではないでしょうか。
すじ肉みたいに固い人もいれば根菜みたいに火の通りにくい人もいる。
気にかけていないと圧がかかりすぎてほろほろと崩れてしまうお芋のような人もいるでしょう。
それらを上手にまとめ上げ、自分の色を出しながら調える香辛料のような人材。
けっこうおもしろくないですか?ただ、私のような大粒では少し大味になってしまうかな?

そんなしょうもない事を考えながら暖かい緑茶であんころ餅をほおばる寒春の夜でした。やっぱりしばらくは辛い物はいいかなぁ。

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