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お役立ち情報

世渡り上手は聞き上手

聞き上手は天性のものと思っている方も多いのではないでしょうか。実際のところ聞き上手とは、技術によってもたらされるものであり、本来の性格とはまったく関係ないものです。話している相手に親近感を覚えてもらう、話し手の気分を盛り上げるための具体的な手段をご紹介します。

相手のリズムに乗る、ペーシングの技術

ペーシングとは、接客業をしている方であればご存知の方も多いのではないでしょうか。簡単に言えば、これは話し手の会話スピードに合わせて会話する技術です。つまり早口の人には早口で、ゆったりと話す人にはゆったりと返答するということです。考えてみてください、とても早口で「何食べたい?」と聞く人に対してゆっくりとした口調で「そうだなあ、中華が食べたいなあ。」などと答えていては、相手が苛立つのは目に見えています。逆の立場でも、ゆったり話す人に早口で答えると、相手は急かされているような気になり、リラックスできません。まず相手の会話のペースを掴んでそれに口調を合わせることです。これだけで話し手はすんなりと心地良さを感じてくれます。

親近感を得る、ミラーリング

ミラーリングとは、相手の仕草を真似ることで親近感を得る対人技術のことです。これは聞き上手にも応用でき、例えば初対面の相手との会話の場面でも、身振り手振りを合わせたり、表情をリンクさせたりします。そうすることで潜在的な共感能力を刺激し、相手に仲間意識をもたらすことができます。合コンなどの場面でも、相手に合わせて飲み物を飲んだり、同じ食べものを同時に口へ運ぶことで無意識に共感を得るための常套手段として密かに使われています。

もっと話したくなる相槌の技術

相槌、というとどのようなものを思い浮かべるでしょうか?一般的には「そうですね」「わかります」などが想像できますが、こればかりを繰り返していると話し手に、退屈そうだなという印象を与えてしまいかねません。そこで、オウム返しの相槌を使います。例えば「朝食にパンを食べたんだ。」という言葉に対して「パンを食べられたんですね!朝はパン派なんですか?」と相手の言葉を反芻しながら質問するのがコツです。すると、話し手は会話に興味を持たれているという実感のもと、より気持ちよく先の話を展開してくれます。

聞き上手は話させ上手

話すことが得意だという人は、そう多くありません。聞き上手とは、どんな相手にも気分良くのびのびと話してもらえる技術です。三つのポイントを押さえて会話するだけで、どんなに口下手な人でも、あなたの前では心を開き積極的に話したくなります。聞き上手の技術は、思わぬビジネスチャンスや、複雑な人間関係の立ち回りなど、社会の様々な場面でより多くの情報をもたらしてくれます。

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