映像表現技法※閲覧注意


こんにちは!
ばろしゃんです!
今日は前々回お話ししていた
【映像表現技法】
のお話をさせて頂きます!
映像表現技法
まず、今回お話する内容は今後の映画などの鑑賞に著しくツマラナイ感覚を与えてしまう恐れがあります。
表現を知って今までとは違う見かたをしたい!という方だけ自己責任で読み進めてください。
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映像を表現するにあたり、何よりも観客を意識して製作して行きます。
撮影前にコンテの段階でカメラ位置を決定します。
物語に引き込むにはこの表現が一番大切になると僕は思っています。
それが
【イマジナリーライン】=想定線
という表現です。
これはドラマや映画だけでは無く漫画にも利用されています。
プロにとっては基本です。
野球は9人でチームを作るぐらい当たり前です。
知らない=野球を10人20人でやることと同じぐらいの基本なんです!
文字では伝えるのが難しいので!
この役者2人を頭上から見た図をご覧ください。
この様にラインを跨いでカメラを移動させると観客からはどう見えるのでしょうか。
コマ割りにするとこの様になりますね。
1から2、2から1、2から3、3から2は見ていて違和感はありません。
ここでもし1から4にコマを割ると何が起きるでしょう。
観客は初めて見る映像なのに誰がどっちなのか容姿や声、頭で考えなくてはいけません。
観客が混乱、違和感を感じた場合、物語や台詞を追うのに苦労するということですね!
バトル漫画でラインを跨ぐと大変おかしいことが起きるので
ご自宅の漫画でどこにカメラを置いてこのコマになっているのか
もしこのキャラクターが逆の位置だったら?と考えて早速見てください!
今やっているドラマでもいいです。
必ずこれを守って撮影しているはずです。
【え?今みた漫画でラインを超えているものがある?】
おかしいですね!映像を表現するにあたり絶対はありませんが。
何故超えているのでしょうか。
いえ。何故、超えさせたのか。。
ラインを超えると観客は流れる様な物語でもその瞬間、気付かぬうちに異変を覚えるはずです。
【ん!?】ってなるのです。
感動、葛藤、異変、疑心など
物語のターニングポイントにはラインをわざと超える表現が使用されることがあります。
サスペンスドラマではこれが使用されることが多いですね。
犯人?「その日はライブをしていましたよ!」
刑事「ライブ。以前もギターを弾いていると仰っておられましたね。」
犯人?「ええ。中学生の頃から音楽が好きで引きっぱなしですよ(笑」
刑事「事件の日、被害者は犯人であろう人間と揉めた際、
犯人を引っ掻いたと思われる血痕が、被害者の爪に残っていましてね。
あなたのその右腕の包帯外して見せてもらえないでしょうか。」
犯人?「え?(焦 まだ完治していないんです。嫌ですよ。」
刑事「完治していないですか・・・
先ほどあなたはライブでギターを弾いていたと仰っておりましたね。」
【ここでラインを超えて、犯人の顔をアップ】
犯人「焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦焦!!!」
といった様にあえて超えることで観客は【お!】という感覚を気づかぬうちに演出にしてやられているわけです!
さぁ。
ここまで知ってしまったあなたはきっと映画で感動や驚く度にイマジナリーラインを思い出してシナリオに集中できないことでしょう。。。
表現技法はこれだけではありません。
おまけに映画は必ずぴったり真ん中の時間に大事件やドンデン返しがあります。
有名なタイタニックは船が氷山にぶつかってますね!
スマホで映画を観た後、シーケンスバーを真ん中に移動して観てください!
きっとつまらなくなります(笑
それでは前回告知していた内容の
セルフマインドコントロールは
次回お話しますね!それでは!ばろしゃんでした!