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~所変われば品変わる~

品川区在住の第3ユニットゴロリ高橋です!
てなわけで出オチのダジャレでこんにちは!

7月です!七夕です!と言われても実は私、ピンと来ませんでした。
私の地元仙台では七夕祭りと言えば8月。旧暦に合わせて月遅れの8月7日を中日として前後合わせた8月6日~8日開催なのです。
7月に仙台に行っても特になんて事ない通常営業なのでお気をつけ下さい!まぁもう過ぎてますが…
逆に来月、お祭り参加の為に仙台へ向かってみては?と頼まれてもいないのに地元の宣伝をしてしまいました。

実際、七夕まつりに限らずタイミングがおかしな事になっている物は数限りなく身の回りにあります。まず思いつくのが「新春」です。

年が明け、白い息を吐きながら初日の出を見て帰宅。
コタツに入って一息つきながらテレビを見れば片っ端から「新春◯◯SP!」だったり、「新春大特価!」であったりと自然に目に入り過ぎて疑問すら持たなくなっているかと思います。
冷静に考えて、1月…春ですか?
住めば都の品川区ならまだしも、地元宮城は雪景色ですよ!何処が春か!

実は、旧暦正式には太陽太陰暦のシステムでは1~3月が春、4~6月が夏、7~9月が秋、10~12月が冬とかっちり定められていたのです。とは言え七夕のくだりで話したようにズレは高々一月、今と比べて季節自体が大きくズレている訳ではありません。
これは一月の長さ自体が変動する事で調整されています。
詳しく説明するとブログと言うよりレポートの体を要するのでざっくりと…

食料生産がオートメーション化されていない時代、稲作を中心に人々の時間感覚は環境・空気の変化を重視していました。
日がながければそれだけ早く起き、日が短ければそれだけ早く寝る事が自然な時代、人々は月の満ち欠けをひと月の単位としていました。
なので、『西向く侍小の月』なんて意識はなく、単純に月齢によって1ヶ月が29日・30日位で進んでいた訳です。
夏も近づく八十八夜♪なんて歌詞も、理屈ではなく肌で感じる感覚として秋の始まりを感じるタイミングを歌ったものと思われます。

この様に、場所だけでなく時代でも色々な物が変わるのは何とも面白く、学ぶ事が多いなぁと感じます。

珍しくいい感じに締められそうなので、野暮な事はここには書きませんが興味があれば新暦・グレゴリオ暦に変わった経緯をチェックしてみましょう。
行政というものも、手を変え品を変え、色んな策をする物だなぁと笑えるはずです。

以上、品川よりゴロリ高橋がお送り致しました!

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