USEFUL お役立ち情報 接待の時に気をつけなければいけないマナーとは 2019.01.07 取引先を接待する時に、飲食店を利用する場合、一番大切なのは先方に満足してもらうことです。それが、結果的に仕事に繋がれば喜ばしいことですが、露骨に仕事の話をすすめるのはマナー違反です。友好的な接待の席にするにはどのように行動するのがよいでしょうか。 接待はお店選びから 接待は店選びの段階から始まっているといえます。先方がお酒が飲めるかどうか、どんな食べ物が好きなのかを日頃の付き合いのなかで知っておくと心強いですね。わからない時は、先方に質問しても失礼にはあたりません。苦手な食べ物で接待することは避けたいです。店は取引先の会社から遠くない場所を選びます。なるべく個室がある店の方がいいでしょう。親睦も深まるし、先方がくつろぐことができます。もし、込み入った話になっても大丈夫です。店の地図をあらかじめメールやファックスしておきます。当日か前日に、店と取引先に確認の電話を入れておくと安心です。 会話において気をつけること 接待の席での自分の役割をわきまえておくことが大切です。もし、上司と一緒なら会話の主導権は上司に任せます。下座に座り、オーダー取りの役割をします。先方のグラスの空き具合を見て、飲み物を注いだり、すすめたりしてください。しかし、全く会話に参加しないのも好ましくありません。適度に相づちを打つことも必要です。会食中は、笑顔を忘れないようにしましょう。また、会話が途切れたときのために、スポーツや地域の話題などを準備しておくと便利です。しかし、政治や宗教の話はしない方が賢明です。 お出迎えとお見送り 接待の最低限のマナーとして、相手より先に到着していることは絶対条件です。下座に座って出迎えます。乾杯の時、先方よりグラスを高くあげるのはNGです。会食がすすんで、場が盛り上がっても気を抜かず、適度な飲酒を心がけましょう。すすめられても上手に受け流せるようにしておくことです。お開きにするタイミングを見計らって、目立たないように会計を済ませます。取引先にタクシー代を渡す場合は、前もって封筒にいれて準備しておきます。帰りは車が見えなくなるまで頭を上げてはいけません。心を込めて見送りましょう。翌日に、お礼の電話をいれておくと効果的です。 接待に無礼講はない 接待する方は、これが何のための接待なのかを良く理解しておく必要があります。あくまでも、ビジネスの一環であって友だちとの飲み会ではありません。自分の立場をわきまえることが大切です。そう考えると、どういった態度で接待の席に臨むべきなのかがわかってくるはずです。